商品説明
「ふぃっしゅのーちい」詩 小説 著者 ふくだぺろ 限定500部
『ふぃっしゅのーちい』は「夜のない世界」で集められた声でできた、
詩とも小説ともつかない記録です。
現実、神話、奴隷、愛、差別、死(不死)、植民地、機械が交差するさまは、
「夜のない世界」もわたしたちの生きる「夜のある世界」も
あまり変わらずに美しいことを示唆しています。
文字だけでなく、絵も豊富で、楽しく仕上がっています。
見たことのないスタイルに最初は戸惑うけれど、
わからないなりに読みすすめていくと、
淡々と流れていくリズムが心地いい。
「わかる」んじゃなくて「感じれ」ばいいんだ、て気づく。
そうして「おわり」に近づくと、散らばっていた意味のない部品たちが、
一気に組み立って動き出すのは、
まるで機械が壊れる逆回転のスローモーションを見ているような感覚に陥る。
こんな感覚ははじめて。
(デザイナー)
ふくだぺろ
1982年兵庫生まれ。人類学的アプローチを基礎に、テクノロジーと神話の融合した世界を創造する。
詩、小説、脚本、映像、翻訳など多岐にわたり活動。
国際映画祭 マンチェスターフィルムフェスティバル で最優秀実験映画賞を受賞
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