カガリユウスケ 電柱リュック white
実在する電柱を模して制作されたリュック。
電柱はただの円柱ではなく上に行くほど
少し細くなる円錐型で、その緩やかに内側に
向かう直線を±5mmほど誤差で再現しています。
革の上から建築用のパテを塗り、壁のような質感を表現したリュック。
壁が少しずつ劣化し、ひび割れて剥離していくように、使用していくうちにどんどんと変化していきます。
始めは固くなっておりますが、使い込んでいくうちになじんで柔らかくなっていきます。
※9枚目以降のお写真は約2年、使用したものです。
素材:leather / putty coating
サイズ:H40cm × W20cm × D18cm, handle 45-80cm
カラー:white
made in japan
※受注生産にて承っております。2〜3ヶ月ほど制作期間をいただきます。
※加工の性質上ひび割れや剥離が起こる可能性がございます。
※塗装をひとつひとつ施しておりますので、色味や風合いはそれぞれ異なります。
カガリユウスケ
カバン作家。
革にパテを塗る独自の手法で、洗練された退廃性を表現する。
「 カバン = 空間 = 壁 」
作る事。描く事。写真に撮る事。
たぶん全部の手段が自分の目に映した事からしか始める事が出来ないと思うんだ。
都市で生活する以上、ボクには壁が、コンクリートが作り出す空間の連続性が魅力的な風景として目に映る。
巨大なジャンクション。地下鉄の駅。経年変化で様々な柄を得た下町の壁。廃墟。工場。
雨の日の壁の色。様々な風景。
それを自分で作る事が出来たら。
それを持ち歩く事が出来たら。
たぶん、そういう事だと思うんです。