N-qia エヌ-キア / fantasica 音楽CD

N-qia エヌ-キア / fantasica 音楽CD

2,376円(税込)

N-qia エヌ-キア / fantasica 音楽CD



小野島大氏によるアルバム解説:

 N-qiaのニュー・アルバム『fantasica』の表すものは、現代を生きる私たちにとってのファンタジーであり、音楽はそのサウンドトラックである。
夢、希望、幻想、喜び、ときめき、優しさ、愛。
そんなものが溢れだしている。

 Serph / Reliqと、異なる名義でのソロ作品を精力的にリリースし続ける電子音楽家Takmaが、女性ヴォーカリストNozomiと組むユニットが、N-qiaである。
結成は2010年7月。TakmaのMyspaceを見てNozomiがコンタクトをとったのがきっかけだった。
翌年ファースト・アルバム『Kaleidoscope』を、2013年にセカンド『Fringe Popcical』を発表している。

『fantasica』は、それ以来の3作目だが、その合間にEPやさまざまなコンピレーション、
そしてSoundcloud等で膨大な数のトラックを発表している。
今回発表された11曲はすべて新曲ではあるが、そうして発表した楽曲をアップデートしたようなものもある。

 2009年にSerph名義でデビューして以来、ほぼ毎年、時には年に3枚ものハイペースでアルバムを出し続けているTakmaにとって、楽曲を作り続けることは喜びも苦しみも含めて、「生活の一部」であるという
なかでもN-qiaは彼のポップ・サイドを全面的に展開したものだ。
Takmaのプライベート・スタジオという小宇宙から生み出される、煌めく星屑のような楽曲の数々は、
まずは特に「Serph向け」「Reliq向け」などとは考えず作られ、そののちそれぞれに振り分けられる。
Nozomiというヴォーカリストがもっとも映え、活かされるトラックが、N-qia用として作り込まれていくのだろう。


 TakmaはNozomiのヴォーカリストとしての強みを「高音がすごく澄んでいる」
「複雑なトラックへの即興的な反応の良さ」「ディレイやリバーブなどのエフェクトとの相性が抜群にいい」ことなどを挙げている。
要はTakmaが作り出す魔術的なトラックと、Nozomiの声の相性は抜群なのだ。
ある意味でSerphよりもReliqよりも、のびのびと制約なく作っているという印象すらある。
彼女の声、そしてフェミニンな感性のきらめく日本語リリックが加わるだけで、俄然その世界はポップさを増す。
そのポップ性は、たとえばカナダの宅録女子グライムスのような人がツイッターでN-qiaを絶賛したり、
自身作成のSpotifyのプレイリストにN-qiaを加えている、という事実が示すように、国境を越えた評価を受けてもいる。

 タイトル「fantasica」は、「fantasy + Electronica」を表す造語で、Takmaは
「なんとなく東欧的な響きがいいと思い決めた」という。今作のサウンド・コンセプトについては
「『オルタナティブ、エレクトロニック、ポップス』が描く三角形の中央に位置するもの」
であると説明する。

だがその位置関係は聴く人によって、聴く場所によって、聴く時によって、
いかようにも変わっていくだろう。
それだけのフレキシブルな柔軟性をもった音楽だ。

 TakmaとNozomiの小宇宙から覗いた世界は、こんなにも美しく愛おしい。


小野島大

音楽レーベル:virgin babylon records バージンバビロンレコード
収録曲:
01. Shootingstar
02. Microfolk
03. Pastel
04. Cocoonsong
05. Sirius
06. Tree
07. Someday
08. Sunshine-Mix
09. Tobu
10. Vinci
11. Chooseone
12. Lafunk
13. Sailor


N-qia エヌ-キア

空間を自由に変容させるヴォーカルNozomiと、
邦楽エレクトロニカで圧倒的な才能とセールスを築いたSerphとして知られる
Takmaによる奇跡のユニットN-qia(エヌキア)。
これまで世界各国のネット・レーベルから多くの楽曲を発表してきた二人が、満を持して放つ初のCDアルバム。
ファンタジックでマジカルな前人未到のポップ・ミュージック、新時代のクラシックを展開。


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